史書から読み解く日本史

歴史に謎なんてない。全て史書に書いてある。

仁徳天皇(聖帝)

記紀に伝える仁徳天皇の善政 善政とは何だったのか 記紀に伝える仁徳天皇の善政 応神天皇が崩ずると、暫しの空位期間を経て、実弟(公称上は実子)の大鷦鷯尊が即位した。仁徳天皇である。そして歴代天皇の系統の中では、この第十六仁徳天皇から第二十五代武…

応神天皇(三皇子の真実)

三皇子の出自 三皇子の関係 大鷦鷯尊の正体 三皇子の出自 一旦ここで話を戻して、応神帝による太子選定を最初から見直してみることにする。そもそも応神帝はなぜ末子の菟道稚郎子を後嗣にしたかったのか。元より応神帝の真の思惑や、諸皇子を取り囲む環境な…

応神天皇(後嗣選定と大山守皇子の乱)

古事記に見る皇位継承 日本書紀に見る皇位継承 太子と大鷦鷯尊の譲り合い 古事記に見る皇位継承 応神天皇から仁徳天皇への皇位継承については、未だ解読されていない事案がいくつか存在する。元より史書が故意にそれを隠している訳だから、そこに多少の違和…

応神天皇(古墳時代の始まり)

三帝の年表 応神紀の十年 応神天皇の政治 吉備氏と高句麗 古墳時代の幕開け 三帝の年表 さてここで試みに垂仁・成務・応神の三帝に関して、正史に記された即位直後の時事の中から、恐らく成務帝の治績ではないかと思われる記録だけを、その割り振られた帝紀…

応神天皇(応神紀と成務天皇)

応神紀と応神記 応神紀の初期年表 甘美内宿禰の讒言 応神紀と成務天皇 武内宿禰の野心 応神紀と応神記 古代国家大和の形成は、まず御間城入彦天皇(崇神帝)が四道へ将軍を派遣して周囲を平定し、続く活目入彦天皇(垂仁帝)がこれを継承して国家の礎を築い…